週報_第2152回（第10回）Vol.90 No.10 2025年 10月 3日（金）

会長の時間〈9月12日〉

筋トレ参加率の向上を目指して

ロータリー月間テーマから､私たちの新たな奉仕を考える
  皆様は｢ロータリー月間｣をご存知でしょうか｡
  ロータリーには月ごとに重点目標が定められており､ちなみに今月は｢基本的教育と識字の向上｣がテーマとなっています｡

世界の識字率と､私たちの誇るべき活動
  日本では､読み書きができない｢非識字｣の問題を身近に感じる機会はほとんどないかもしれません｡しかし､世界に目を向けると､今なお約7億6000万人もの人々が文字の読み書きができないという現実があります(UNESCO統計研究所､2022年データ参考)｡
  これは､基本的な教育を受ける機会に恵まれない人々が､世界にはまだ大勢いるということです｡
  この問題に関して､私たちのクラブが過去に行った素晴らしい活動があります｡
  10年ほど前になりますが､フィリピンに図書館を建設するプロジェクトを支援したことがあります｡国際奉仕活動が盛んな､当クラブらしい活動だと思いますし､私たちのクラブの大きな誇りです｡

日本が抱える､もう一つの｢率｣の問題
  さて､教育や識字率の向上はもちろん重要ですが､現代の日本において､私たちが目を向けるべき､もう一つの｢低い率｣があると感じています｡
  それは､｢フィットネス参加率｣です｡
  私たちのフィットネス業界で問題視されていることなのですが､日本のフィットネスジムの会員数は､総人口のわずか3～4%程度と言われています｡
  例えば､アメリカのフィットネス参加率は20%を超えており､ヨーロッパの国々も軒並み高い水準を維持しています｡

筋トレ率に見る､健康意識の違い
  さらに､週に数回の｢筋力トレーニング｣を習慣にしている人の割合を見ると､その差はさらに顕著です｡欧米では40～50%の人々が筋トレを日常的に行っているのに対し､日本では10%に満たないというデータもあります｡
  アジア諸国の中でも､日本の筋トレ実施率は残念ながら低いのが現状です｡

新しい奉仕の形｢筋トレ率向上｣への提案
  そこで､皆様に一つの提案です｡
  この日本の｢筋トレ率｣を向上させることを､ロータリーの新しい活動テーマとして考えてみてはいかがでしょうか｡
  まずは､会員の方も筋トレをしていただき､筋トレ率の向上を図り､健康増進に努めていただければと思います｡